行ってまいりました、新潟県は魚沼市。今回制作にご協力いただいたのは1673年、なんと江戸時代創業の玉川酒造株式会社様です。1673年といえば元号が寛文から延宝に変わった年で、延宝・天和・貞享…とこれまでに32もの元号を経て今年新たな令和元年を迎えたことになりますね…!
酒蔵の隣にある販売所ではできた日本酒の販売・試飲ができるようです!せっかくなので何杯かお試しを…
本題の記念酒作りも忘れてはいませんよ!まずは日本酒に使われるお米の種類のレクチャー…お米の種類で味が変わる最も重要な工程とのことで、今回は玉川酒造様の地元魚沼産のお米を使用することになりました!
①玄米から②精米し③洗米までの工程を経て、④蒸米と呼ばれる工程を見せていただきました。この時6分くらいの硬さに蒸し上げますが、一度に約700キロ(30キロのお米が23袋分)のお米を蒸すそうで、とても迫力があります…!
蒸しあがったお米は写真のようにクレーンで移動されていきます。
⑤移動したお米に麹菌をまいて、米粒に均等にまとわりつくように手でならしてお米を広げ、これを2回ほど繰り返します。
麹菌がしっかりと米粒についたらまとめて大きな山にしてビニールや毛布を掛け、温度調整して3日間ほど寝かせます。
大きなかまくら…もといお米の山の前でパシャリ!
⑥3日間寝かせたお米を水や酵母菌などと混ぜ合わせ、良質な酵母を増やしていくのですが、とても重くて力のいる作業でした…!この酒母は酛(もと)とも呼ばれ、読んで字のごとくお酒の元になるのですね!
⑦そして仕込みです。この時点で米の粒はほとんど形がなく、ポコポコと発酵し、少しずつアルコールになっていきます。
⑧仕込みで出来たもろみをこのアコーディオンのような機械で絞り、日本酒と酒粕に分離することによって原酒ができていきます。この工程で完成となるお酒もあるようで、すでにお酒の良い香りが漂います。
⑨加熱処理を施し酵素(麹菌)と酵母の発酵を止めて、タンクに貯蔵・熟成し、ビンに詰めたら中身の完成です!
最後にビンの種類決め、ロゴを入れたラベルの作成などなど…検討に検討を重ね…
似鳥工務店50周年
記念酒完成です!!
今回制作にご協力いただきました玉川酒造の皆様のおかげで素晴らしい記念酒が完成しました!ありがとうございました。